序章

博士修業今までの軌跡



博士課程1年目: 

実は修士の最後の年とかぶっていた。学部が違うので(修士は言語学、博士はCommunication Disorder)、GREを受け直して書類をそろえて「新入生」として入ったのだが、後で聞いたら教授たちは私がすでに修士課程を修了したと勘違いしていたらしい。私は私で、博士課程に入ったとは思っていませんでした(修士と博士のcombined programだと思っていた)。
てなわけで、教訓:

「入っちゃえばこっちのもん」

がしかし、そのためにものすごく忙しい一年になる。
具体的には、

(1)修士論文の執筆
(2)新しい学部のコースワーク
(3)日本語のTAの仕事
(4)ラボの仕事

以上の4つを同時進行でこなすはめに。

一日のスケジュール的には、
ひとつめのクラス → 10分の休み時間で別のビルへ走る → 日本語を教える → オフィスアワーに昼食 → ラボで仕事 → 45分高速をとばして今度はカンザスシティでまたクラス、
といった感じ。
たまにその後、カンザスシティで日本語の個人授業をしたりという日もあり、家事がおろそかに・・・。

そんなこんなで、文献を読みあさり研究の基盤を作る、という典型的博士一年目とは程遠い博士修業の始まりだった。


博士課程2年目:

1年目にパートタイムだったラボの仕事がフルタイムになり、日本語のTAを引退。
人前に出ずラボにこもる生活に新鮮味を感じていたのもつかの間、保育園での言語データ収集の仕事が始まる。
1万5千ドル相当の機材を運び、お子様達に実験を施す日々。
コースワークはフルタイムで取っていたので、仕事とクラスでまた家事がおろそかに。
今思えば、もっと学会に参加すれば良かったのだが、新しい仕事と勉強でいっぱいいっぱいだった。


博士課程3年目:2003年10月現在

保育園での仕事もやっと慣れ、Comprehensive Examの執筆にとりかかる。
あっという間に過ぎた感があった最初の2年に比べ、やっとPhDの学生っぽい生活になってきた。
11月に学会デビュー。プレゼンに向けてラボにこもる日々。